この工事では、山陰道 浜田・三隅道路に於ける塚ヶ原山・中内田トンネル及び吉地第1トンネル・吉地第2トンネルの各種設備に電力供給を行う為の
高圧受変電設備および無停電電源設備および低圧受電設備の設置を行いました。
工事エリアとしては、塚ヶ原山・中内田トンネル電気室と吉地第2トンネル電気室の2カ所のエリアで主に施工を行いました。
各電気室の基本構成ですが、中国電力より三相3線6600V、60Hzを受電する受電盤の他に各設備の電圧に
変圧する為の、動力変圧器盤・照明変圧器盤・所内変圧器盤を設置し、トンネル内非常照明、制御装置等の、
重要負荷に対し停電時においても無停電で電源供給を行う無停電電源装置(UPS)も合わせて設置しました。
また、保守点検時に最低限の回路を受変電設備から切り離して電源供給を行うための、保守切替盤の設置も行いました。
屋外には、中国電力との責任分界点となる引込柱(コンクリート柱)を設置し、高圧気中開閉器(PAS)、避雷器、引込計器盤を装柱しています。
追加変更(提案)にて保守切替作業を安全にかつ、簡単に行えるよう電気室外壁面に保守用端子盤
の設置、保守の際に必要な電源を得るための可搬型保守用変圧器盤を相生橋高架橋下に納入を行いました。
これにより、保守点検作業の際仮設ケーブルを電気室内部の床上を転がすことなく安全に行える様になります。